快適な遠近両用メガネを作る為の
初心者向けアドバイスHP
素材名 | 詳細 |
---|---|
プラスチック | 傷に弱いですが、欠けてしまうことがあっても、 相当な力がないと割れにくい。 重量は、プラスチックより軽い。 |
ガラス | プラスチックに比べ、重く、割れ易くが、 傷はつきにくい。 |
ポリカーボネート系 | 衝撃に対して強く、プラスチックよりも割れにくい。 ただ屈折率が低く、 度数によっては厚く仕上がってしまいがち。 製作範囲も限られることが多いです。 |
※形状比較の図は、特徴をデフォルメしております。
よく頂くご質問で、眼鏡関係者によって『見解が異なる』部分です。
私の意見の他に、他の方々の意見もお調べ下さいませ。
◇【 片面非球面 設計 】(HOYAの場合)
・外面 非球面:『薄さを優先』したい方向き。
・内面 非球面:『見え方を優先』の方向き。(⇒両面非球面設計に近い見え心地)
◇【 両面非球面 設計 】
・片面非球面で時々見づらさを感じたり、『強めの乱視がある』方や、
薄さよりも『見え具合を優先したい』方におすすめ。
※【両面非球面】は、両面非球面化で、やや【片面非球面】より厚くなります。
※見え方の『クリアさ』の違いはお客様の個人差があります。
違いを感じる方と感じない方が出るかもしれません。
→物理的性能はあっても、最終的に感じるかどうかは、
本当に人それぞれです。
データだけ見れば、内面非球面設計と両面非球面設計では、
歪みの少なさ≒快適な見え方は、ほぼ同じくらい良いものになっています。
- 素材に関係なく存在する数値。主にアッベ数、屈折率、比重の3つ -
アッベ数 | ○アッベ数が大きいと、色収差が生じにくくて、見やすい。 →数値が低いと色が滲んだり、違う色に見えることがあります。 |
屈折率 | ○屈折率は数字が大きいほど、レンズが薄くなります。 →プラスチックは最高1.76、ガラスは1.90が最高です。 ※超高屈折レンズ(ガラス等)は『アッベ数』が低下します。 →色収差が発生して、色がにじんで見えたり、 またプラスチックレンズはコートの寿命が短いものもあります。 あまり厚みが変わらなければ、無理に上位レンズにしない方が吉。 |
比重 | ○比重は大きいほど重くなります。 →屈折率の高いレンズほど、比重が大きく、重くなります。 |
☆上の例のように『コーティング無し』と『コーティング』レンズがあります。
コート種類 | 説明 |
ノンコート | 表面に何のコートもしていないレンズ。 一般的に、度なしサングラスに使用されます。 |
ハードコート | 表面に傷を少しつきにくくするコーティングしたレンズ。 |
マルチコート | ハード・コートを施した上から、 表面の乱反射を防ぐ、反射防止コートがついたレンズ。 (度付レンズは、ほとんどされています。) |
☆また、代表的な『特殊コーティング』には、下記のようなものがあります。
【 その他 代表的な 特殊コーティング 】
特殊コーティング名 | 説明 |
---|---|
UVカットコート ( UV 400 ) |
UV(紫外線)をカットするコート。 多くの屈折率1.60以上のレンズは、 素材に練りこんでいて標準装備品が多い。 無色透明でも紫外線はカットします。 (紫外線は目に見えない高波長になります。) ※化粧品でいうとUV-A(315〜400nm)を 99パーセントカットします。 |
UVカットコート ( UV 435 ? ) |
近年、UV−A以上の波長の紫外線も、 眼病の原因とされているため、 より範囲の広い紫外線をカット。 薄いグレー色がついています。 |
耐傷性コート | 表面のコーティングを特殊な加工で強化、 耐傷性を増したコート。 複数の上位コーティングで開発されています。 |
撥水・撥油性コート | 表面を撥水、撥油性のコートをかけ、 汚れをつきにくく、ふき取りやすく。 摩擦係数が下がるので、 耐傷性も相対的に高まります。 |
防曇加工コート | 定期的に、曇止め溶剤を塗り、 防曇効果を維持するコーティング。 溶剤を塗り続ける必要があるので、 普通のレンズに曇り止めを塗って 、 間に合う人には、あまりお勧めいたしません。 |
眼の負担軽減 補助カラー |
様々な特殊カラーフィルター効果で、 物体を認識しやすくする、眼を助けるカラー。 LED等の青色光(ブルーライト)カット コートも出てきています。 |
調光コーティング | 紫外線で色が変わる(色が付く)コート。 変光レンズと呼ばれますが、正しくは調光レンズ。 日本はずっと色のつくレンズが多いですが、 海外では日本よりも高い普及率になっています 。 |
☆このほかにも、様々なコーティングがあります。
用途に応じて、お選びになるのもよろしいのではないでしょうか?
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